7月全校集会

7月全校集会の様子

 明日から夏季休業となるため、本日7月20日(木)は、避難訓練の後、全校集会を実施しました。全校集会では、校長講話、国民体育大会東京都代表となった弓道部の壮行会、各種団体・個人の表彰を行いました。

校長講話

 皆さん、こんにちは。
 今日は、言葉を一つ、正しく覚えてほしいと思います。その言葉とは、「情けは人のためならず」という言葉です。おそらく、聞いたことがある言葉だと思いますが、どういう意味でしょう。よく、こんなふうに使う人がいます。「彼がどんなに落ち込んでいても、厳しく接した方がいいよ。情けは人のためならずって言うだろう」。これは、誰かに情けをかけることは、かえってその人のためにならないという意味で使っているのでしょうが、この解釈は間違っています。文化庁が行う『国語に関する世論調査』でも、約半数の人が誤った意味で理解していました。
 では、「情けは人のためならず」の本来の意味がどういうものなのかというと、人に思いやりをかけておけば、巡り巡っていつか自分にも良い報いが訪れるという意味の言葉なのです。つまり、人を大事にして、人を喜ばせることをしていれば、おのずと自分の方へ戻ってくるということです。
 このことをわかりやすく説明したたとえ話があります。「地獄と極楽とではどこが違うのか」という話です。地獄も極楽も、外見上は全く同じような場所なのだそうです。どちらにも大きい釜があって、そこにおいしそうなうどんがグツグツ煮えています。ただし、うどんを食べるには、物干し竿のような長い箸を使うことになっています。
 地獄に落ちてきた人たちの場合には、みな自分勝手で利己的な心の持ち主ですから、「オレがオレが」と、我先に食べようと釜の中に一斉に箸を入れてうどんをすくい上げようとしますが、あまりに箸が長くてうまくつかめません。そのうちに、互いに相手がつかもうとしたうどんを奪おうと争いになり、うどんは飛び散るばかりで、一向に口に入りません。結局、誰もうどんを食べることができないのが地獄の光景です。
 一方、極楽では条件は同じですが、非常になごやかです。みんな優しい思いやりの心の持ち主ばかりですから、自分のことを先に考えるのではなく、自分の長い箸でうどんをつかむと、「お先にどうぞ」と言って、釜の向こう側にいる人に先に食べさせてあげます。すると、向こう側の人も「ありがとう。今度はあなたの番です」と言って、同じように食べさせてくれます。物干し竿のような箸を使っていても、お互いに感謝を述べあいながら、和気あいあいと食べることができるのが極楽です。
 現実の世の中も同じです。「自分さえ良ければいい」という利己的な心持ちでいる限り、他の人と必ず軋轢が生じ、さらに悪い方向へと自分を追いやってしまいます。そうした利己の心を離れ、優しく思いやりに満ちた心で行動すれば、相手に善きことをもたらすのみならず、必ず自分に返ってくるものです。桜修館の教育目標の中にも、「他者を思いやる心や人権を尊重する態度を培う」とあります。自分本位で思いやりに欠ける人、他人の人権を侵害するようなことを平気でしてしまう人を、私は許しません。ぜひ、皆さんには、本来の意味の「情けは人のためならず」を実践してほしいと思います。
 最後になりますが、明日から始まる夏休みも、自分なりの目標を立てて計画的に過ごしてください。また、生活リズムを崩したり、事件や事故に巻き込まれたりしないよう注意しましょう。
 私からの話は以上です。



弓道部壮行会
 

各種団体・個人の表彰
 前後期剣道部、前後期陸上競技部、前期バドミントン部、前期女子硬式テニス部、前期男子バスケットボール部、後期弓道部、日本文化部かるた班、科学部、ニュース時事検定1級合格者、ドラマ甲子園大賞受賞者










2017.7.20.
 
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