12月全校集会

12月全校集会の様子

 年内最後の授業日となる12月25日(月)、全校集会を実施しました。校長講話ののち、各種団体・個人の表彰を行いました。

校長講話

 皆さん、こんにちは。今日が、今年度1年生から6年生までの生徒全員がそろう最後の集会です。6年生は、これから、いよいよ受験本番に向かっていきます。毎日毎日が大変だと思いますが、今が一番、学力が伸びる時期でもあります。入試当日まで前向きに、そして粘り強く頑張ってください。ここにいる皆で応援しています。
 さて、先週、日本人の宇宙飛行士として12人目となる金井宣茂さんが、宇宙に飛び立ちました。金井さんは国際宇宙ステーション(ISS)に約5か月半滞在し、医師としての経験を生かし、宇宙環境が生物の健康に及ぼす影響を調べるためマウスの飼育をしたり、新薬開発に役立つとされるタンパク質の結晶を作る実験をしたりします。
 金井さんは、海上自衛隊の医師から転身し、宇宙飛行の夢を実現させたのですが、実は飛行士選抜の試験結果は当初補欠でした。しかし金井さんは、それでも落ち込まず「いつ追加で呼ばれてもいいように」と、当時勤めていた病院で、休み時間や仕事後はランニングや語学の勉強を黙々と続けていたそうです。その後、日本人の宇宙飛行士がISSへ長期滞在する機会がさらに増えることが見込まれたため、7か月後に追加採用が決定したのでした。まさに、金井さんが「腐らずに自分を磨いていた」ことが功を奏したわけです。
 補欠にめげず、自分を磨いて今年大輪の花を咲かせた人がもう一人います。卓球の平野美宇選手です。平野選手は、リオデジャネイロオリンピックでは練習相手役の補欠で現地に赴きました。団体銅メダルを獲得して歓喜に沸く仲間を観客席から見つめ、悔しさを胸に刻み「このままじゃダメだ」と自分の卓球を変える決心をしたのです。
 これまでは「誰にも負けない」というバックと、フォアからの正確なドライブが平野選手の持ち味で、安定感がある反面、相手のミス待ちの受け身になりがちで格上には競り負けていました。そこで、台の近くから高速ラリーで真っ向勝負する攻撃型のプレースタイルに変えたのです。速く強いボールが打てるように下半身を強化し、ウエートトレーニングも始めて、左右に振られても軸がぶれず、素早く立て直せるようになり、国際卓球連盟が「ハリケーン」と名付けた超攻撃型卓球は、世界に衝撃を与えました。そして平野選手は、今年1月の全日本選手権で史上最年少の16歳9か月で優勝を果たし、4月のアジア選手権でもリオの金メダリストである中国人選手を破って、日本に21年ぶりの優勝をもたらしたのです。
 両者に共通していることは、困難にぶつかっても決してあきらめず、自分自身の力で道を切り開いていったことです。昨夜、最終回を迎えたテレビドラマ『陸王』でも、こはぜ屋が、資金繰りの悪化やライバル会社の妨害など数々の困難を乗り越えて、ランニングシューズ「陸王」の開発に取り組んでいきました。「挑戦しなければ、勝ちも負けもない。それでは意味がない」という宮沢社長の言葉が印象に残っています。
 皆さんも、今年1年間を振り返ってみて、うまく行ったことについては、「次もまた」という気持ちで継続して取り組んでいってください。そして、うまく行かなかったことについては、「次こそは」という強い気持ちをもって、あきらめずに挑戦していってほしいと思います。
 最後になりますが、冬休み中も生活リズムを崩すことなく、また怪我や病気をせず、有意義な毎日を過ごしてほしいと思います。それでは皆さん、良い年を迎えてください。







2017.12.25.
 
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