避難訓練と1月全校集会

避難訓練と1月全校集会の様子

 年明け最初の授業日である1月9日(火)、全校集会に先立ち、避難訓練を実施しました。6年生を除く全校生徒が速やかに体育館に避難し、副校長講話ののち、目黒消防署八雲出張所長から講評を頂きました。







 避難訓練ののち、全校集会を実施しました。全校集会では、校長講話、各種団体・個人の表彰を行いました。

校長講話

 皆さん、おはようございます。そして、新年おめでとうございます。
 新しい年、平成30年(2018年)がスタートしました。年の初めに、「今年こそはこういうことをしたい!」という目標を立てる人も多いと思います。しかし、張り切った割には三日坊主で終わってしまう人も少なくありません。そこで、次のことに注意して目標を立ててみましょう。
 まず、一番重要なのは、大目標を決めることです。5年後、10年後の自分はどうなっていたいかをイメージしてください。少し、無理かなと思うぐらいでかまいません。イメージしたときに、自分の気持ちがワクワクすることが大切です。次に、この1年で何をするかという中目標を立てます。これは、頑張れば確実に達成することが可能な現実的なものにすることがカギです。中目標が決まったら、それを達成するために、具体的にどうするかという小目標を立てます。小目標には行動や生活の習慣化が含まれますが、ここで注意することは、一度に二つ以上のことを習慣化しないことです。欲張りすぎると、挫折し、三日坊主になる可能性が高くなります。同時にたくさんのことを始めようとせず、一つずつ順番に習慣化していくこと、それも、毎日決まった時間にやるようにすると身に付くことができます。「何をやりたいか」を明確にし、それが現実のものとなるよう、いくつかの具体的目標と、それを実現するために必要な行動を決め、実行してほしいと思います。
 
 さて、ここで150年前、100年前、50年前の日本を振り返ってみましょう。今年2018年は、明治維新から150年となります。1868年以降、日本はそれまでの古い封建的な制度を破壊し、新しい制度を創っていきました。立憲政治・議会政治の導入、徴兵制の導入、技術革新と産業化の推進、義務教育の導入、税制の改革、金融システム・郵便網の近代化などです。明治維新は、国の体制を大きく変えた日本の歴史的な事項ですが、その原動力となったのは、20歳代、30歳代の人たちでした。多くの若者や女性等が、海外に留学して知識を吸収しました。外国人から学んだ知識を活かしつつ、単なる西洋の真似ではない、日本の良さや伝統を活かした技術や文化も生み出されました。まさに、若い世代が新しい日本を創り上げていったのです。
 100年前の1918年に起こった出来事というと何でしょう。そうです、米騒動です。富山県魚津の漁村の主婦たちが、米価の暴騰にたまりかねて米屋に押しかけ、安売りを要求した騒動をきっかけに、全国各地で群衆が米商人や大商人などを襲う暴動が2か月近くも続いたのです。この米騒動で寺内正毅内閣は倒れ、代わって原敬を首相とする本格的な政党内閣が誕生したのです。まさに、近代日本が経験した初めての大規模な大衆闘争であり、大正デモクラシー期の護憲運動や普通選挙運動などにも影響を与えたものでした。
 50年前の1968年は、ベトナム反戦運動が世界的に広がり、アメリカではキング牧師暗殺を契機に公民権運動が活発化、フランスでは「五月革命」、社会主義圏では「プラハの春」が起こった年でした。日本でも、60年代後半から戦後日本の政治的・社会的枠組みを問う声が高まり、全国で様々な社会運動が発生しました。特に学生運動が盛んとなり、その象徴的な事件として東大紛争が起こったのがこの年でした。バリケードを作って校内を占拠・封鎖したり、機動隊に火炎ビンや石を投げつけたりするなど紛争は過激化していきました。彼らのとった行為は決して許されるものではありませんが、政治や社会の在り方について真剣に考えるという姿勢や、「日本を変えよう!」というエネルギーは評価することができるかもしれません。
 最近の世論調査では、現在の生活に満足している日本人は全体で74%と高く、さらに若者に至っては80%近くが満足しているという結果が出ていました。一方、日本の未来について新成人に尋ねた調査では、明るいが33%、暗いが67%という結果でした。未来の展望は暗いが現状には満足しているのが、今の若者の姿のようです。しかし、未来が暗いと考えるのなら、現状に満足することなく、何か改革しよう、新しいことを始めようと考えるのが本来の若者ではないでしょうか。多くの課題に直面している我が国において、若い皆さんが国や社会の課題について、当事者としての意識をもち、参加、協働、支え合いなどによって活気のある社会を形成していくことが大切なのです。
 ぜひ、桜修館生の皆さんには、「新しい日本を創り上げるために自分がやりたいこと」を大目標として掲げてほしいと思います。今年一年が、皆さんにとって良い年になることを祈念して、私からの話を終わりにします。





各種団体・個人の表彰
 後期弓道部、前期剣道部、日本文化部かるた班、茶道部









2018.1.9.
 
〒152-0023 東京都目黒区八雲1丁目1番2号
電話 : 03-3723-9966 ファクシミリ : 03-3724-7041