印刷

前期課程6月全体朝礼の校長講話

前期課程6月全体朝礼の校長講話

 前期課程(中学校)は毎月1回、全体朝礼を行っています。
 6月の全体朝礼における校長講話を掲載致します。

校長講話

 前回の朝礼のときは、主に3年生を対象としたお話をしました。「AI vs 教科書を読めない子どもたち」を紹介して、皆さんの将来のためには、「数学」と「読解力」が必要だということを言いました。今日は1年生を対象とした話をしますので、2,3年生は、「そんなことはもう分かっているよ」と思うかもしれませんが、聞いてください。
 桜修館の勉強は団体戦、チームプレーが大事ということを話します。
 先週、1学期の中間考査がありました。これから採点された答案が、それぞれの先生からかえってきます。試験準備を十分にして、良い点を取ることができた人が、きっと大勢いると思います。桜修館に入学してきた生徒諸君は、小学校のとき、どの教科もよくできて、担任の先生から褒められたり、みんなの前で表彰されたりした人ばかりだと思います。さらに、桜修館の適性検査を受けるにあたっては、塾に通い、自分が一番になるために必死に努力して、およそ6倍の倍率を勝ち抜いて桜修館に入学してきました。
 こうした経験を皆さんはしてきましたので、勉強や試験は、自分が他の人よりできるようになることが、一番大事だと考えている人もいるかもしれません。試験で一番を取ったら嬉しいに決まっているし、他の人より勉強ができるって快感なのは当然です。テストというものは、必ず一番点数が良かった人が生まれ、一番点数が悪かった人も生まれ、平均点が生まれ、偏差、つまり平均点からどれだけ良かったか、悪かったかという数値も生まれます。今回の中間考査で点数が良かった人が「ぼくが一番!」「私が一番!」と思って喜び、友達に自慢することは、それはそれで「よくがんばった」こととして褒められるべきことなので、とてもいいことです。しかし、桜修館ではそのままで終わってよいか、というとちょっと違うのです。
 点数が良かったあなたの隣に座っているクラスメートが、実は数学がよくわからなくて点数が悪かったかもしれない、後ろに座っている人が英語が苦手だと思っているかもしれない。そうだとしたら、いい点をとったあなたは次の試験に向けて、勉強がわからなくなっている友達に勉強を教えあげて欲しいです。この問題はこうやって解けばいいんだよ、と教えてあげて欲しいです。桜修館の勉強が団体戦、チームプレーというのはそういうことです。皆さんはクラスマッチの球技や学年種目、全員リレーで協力し、助け合い、かつ応援することで、クラス全体の成果を出るようになる、そのことがどんなに大切か体験しましたね。勉強も同じです。苦手な教科、科目がある人がいたら助け合って応援して、みんなで勉強ができるようになる、そのことが大事です。
 そうやってみんなで勉強ができるようになると、後期課程で大学受験に取り組むとき、みんなが行きたい大学に合格することができます。君が東大に行きたいと思っても、君一人が東大に合格することはない。クラスメートみんなが進学したい大学に合格するようになるから、君も東大に合格するのです。
 今回点数が悪かった人、あるいは苦手意識がある教科ができてしまった人は、かっこつけたりせずに、つまらないプライドをもたずに、よくできたクラスメートに早めに教えてもらいなさい。今回できなかったことで自信を失ってしまう必要はありません。今回よくできた人に教えてもらって、次回良い点を取れるようにがんばってください。
 2,3年生は同じことをきっと言われてきたと思います。けれども初心を忘れてはいけません。みんながみんなの力で勉強ができるようになっていく、それが桜修館の勉強の団体戦ということをお話しました。

2018.6.25.
 
〒152-0023 東京都目黒区八雲1丁目1番2号
電話 : 03-3723-9966 ファクシミリ : 03-3724-7041