避難訓練と7月全校集会

避難訓練と7月全校集会

 7月20日(金)、翌日から始まる夏季休業を前にして、避難訓練と7月全校集会を行いました。
 
今回は授業時に発生した地震を想定して授業の終了直前に模擬緊急地震速報を放送で流し、各教室での机の下への退避ののち、全校生徒がメインアリーナに避難しました。


メインアリーナに到着したクラスから整列して人員点呼を行い、全校生徒の安全が確認されたのち、ホームルーム教室に戻りました。


避難訓練に続く7月全校集会は、熱中症予防のため、空調の効いた教室で着席し、放送によって講話を聴く形で行いました。



校長講話

 今日の全体集会では「あれもこれもの夏休み」という話をします。
 6年生は当然のことながら、自分の受験したい大学はすでに決まっている、将来の職業選択も大体の方向性も決まっていると思います。先日の駿台模試では、私と面談した4月のときよりも、大勢の6年生が難関と言われている大学を志望し、この時期としてはおおむね良好な成績を出していました。進路実現のため、プレッシャーのかかる「勝負の夏」になるかもしれませんが、体調に気を付けてがんばってください。
 5年生以下、特に前期課程の生徒諸君は、これから自分の将来を考えるという人も少なくないと思います。そのためにも、この夏休みに是非とも積極的にいろんな体験や経験をしてもらいたいと考えます。それもできれば、自分の将来と関係ありそうな分野で、本物を体験してほしい、一流を経験してほしいです。なぜ本物や一流なのかというと、本物や一流には他とは決定的に違う何かがあり、それに触れることで、人生の方向を決定することができたり、自分自身の「生き様」や「アイデンティティ」を見つけたりすることができるからです。
 私の前任校は都立工芸高校という学校で、ほとんどの生徒が、将来デザイナーや職人を目指しています。その生徒の中に、将来、宮大工になりたいという生徒がいて、宮大工の仕事を体験させてもらえる機会を探していました。宮大工は、普通の大工とは違い、寺社建築を専門にしていて、より細かく精度の高い仕事を求められます。いろんな経緯を経て、「和風総本家」というテレビ東京が放映している番組を通して、北関東にある「鵤(いかるが)公舎」という宮大工専門の建築会社で職場体験をさせてもらうことができました。この鵤公舎は小川三夫棟梁という、宮大工の超一流の名人で、その世界ではきわめて高名な職人の方が創立された会社です。生徒はそこで、棟梁から直接教えを受けるという体験をすることができました。
 その生徒は鵤公舎の職場体験により、自分の技術がまだまだ未熟であることを知って、毎日学校から帰宅すると、夜遅くまでカンナの刃を研ぐ修行を行うようになり、自分の人生の目標を明確にもつようになりました。皆さんは職人を目指しているわけではないのですが、皆さんにも、自分の将来に関わる本物や一流と出会う体験をしてほしいです。ただ、そうした体験は、自分で求めていかなければ出会うことはできません。チャンスは求める人に与えられるものなので、受け身ではダメなのです。自分が将来こういうことやってみたい、例えば海外交流に関わる仕事をやってみたい、物理や化学、都市工学などの研究分野に関わってみたい、医療、コンピュータ、経済、法律等々、いろんな「思い」があると思いますので、自分からその世界の本物、一流を経験するチャンスを探してみましょう。日頃はなかなかできませんが、夏休みはそうしたことに挑戦する絶好の機会です。
 夏休みには、たくさん課題も出ていることでしょう、講習、補習もあると思います。部活動、合宿、大会参加、宿泊行事、記念祭の準備いろいろ盛りだくさんでしょう。ですが、皆さんの将来に関わる本物を体験し、一流と出会うことも期待しています。「あれもこれもの夏休み」とはそういうことです。
 私からの話は以上ですが、今年の夏も暑いので熱中症に気を付けること、スマホ、ネットを正しく使うこと、生活規律が乱れないように早寝早起きを継続すること、何か困ったことがあったら保護者の方や学校の先生に相談、連絡をすること、を注意事項として付け加えます。8月31日に皆さん元気でお会いしましょう。


校長講話と生徒部主任からの夏季休業中の注意に引き続き、各種団体・個人の表彰と夏季休業中に全国大会に出場する科学部と弓道部の壮行会を放送で行いました。


2018.7.20.
 
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