卒業式

卒業式

 3月8日(金)、第8回卒業式を行いました。
 保護者の方々、来賓の方々、在校生、教職員に見守られながら、卒業生一人ひとりに卒業証書が授与されました。
 8期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

卒業証書授与




学校長式辞


「期待されし者の負う責務」
 
 平成30年度 東京都立桜修館中等教育学校 第8回卒業式挙行にあたり、御多用にもかかわらず多数の御来賓の皆さまの御臨席を賜りましたことを、厚く御礼申し上げます。
 ただ今、卒業証書をお渡しした151名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。そして、今まで暖かくお子様を見守り、今日の日を迎えられました保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。
 
 9倍を超える高倍率の適性検査に合格し、8期生が桜修館に入学したのは、6年前の平成25年(2013年)のことでした。本日御臨席いただいている小林洋司校長先生から入学許可をいただき、元気いっぱいの学校生活をスタートさせました。この年の自治会誌「あいうえ桜修館」を読むと、1年生当時の8期生の生き生きとした様子をうかがうことができます。抜き出してみますと、「行事以外の勉強面では、試験前など、みんなでパーシモンに行って、分からない問題を教え合いながら勉強しました。」「じゃんけんに命をかける男子の姿、アニメオタクな女子の姿、笑いの底が浅すぎる男子の姿に、笑い声が無駄に大きい男子の姿」といったクラス紹介が残っています。
 
 それから6年間、8期生が成し遂げてきたことは、皆さんの最後の年に間に合った私が、皆さん自身から聞いたり、6年生として学校生活を送っている様子を見たりする中で、知ることができました。4月の面談のときに、「あなたは桜修館でどんなことに取り組んできましたか?」という質問に、皆さんは「自分は記念祭の幹部だった」「クラマチの応援団で○○係だ」「○○部のキャプテンでこんな賞をもらった」と教えてくれましたが、「桜修館の良さは何ですか」という質問をしたときに、学校行事や部活動、仲間意識などの話が出る中で、こんな話をしてくれた人がいました。「私たちが入学したとき、すでに1期生、2期生は卒業していませんでした。けれども、1期生や2期生、最後の都大附生を知っている上級生が在学していて、その人たちがどんな学校生活を送り、どんな伝統を都大附から引き継いだかという話を聞きました。その精神を受け継いで次に伝えるのが私たち8期生の役割だと思っています。」「私たちが入学したときに、6年生はとても大人に見えました。その大人たちが全力でクラマチを盛り上げ、記念祭を盛り上げていました。そして、その同じ6年生が部活が終わった後、廊下で一生懸命に勉強していました。自分もああいう6年生になりたいと思いました。」
 こうした思いをもっていることが、昨年度、第10期自治会の1期生から5期生を対象としたアンケート調査を通して、「あいうえ桜修館 NEXT」にまとめてくれたことにつながったのだろうと思います。
 
 このように府立高校、都大附、桜修館創立期から多くを引き継いだ8期生は、入学時の高倍率、入学後の高い学力も相まって、周囲から大きな期待が寄せられる学年でありました。けれども、期待を寄せられていることのプレッシャーに負けることなく、私から見ると、自然体で学校生活を送っていて、「ここぞ」というときに、一人一人がもっている個性や発想力、実践を伴った行動力を発揮していました。皆さんが桜修館で発揮した個性、発想力、行動力は、大学に進学し、やがて社会の一員となった際に、見通しの立てることの難しい現在の社会の荒波を乗り越えていく、大きな力となっていくことでしょう。
 御存知の通り、世界は決して安穏な状況にはありません。国際協調を否定する不寛容な考え方が台頭し、紛争やテロ、難民の問題は解決の糸口を見つけることができていません。資源や食糧、水の争奪、温暖化、汚染、廃棄物等の地球環境の悪化、富の偏在といった様々な世界的な課題があるとともに、我が国においては高齢化が進展し自然災害が度重なって発生するなどの不安もあります。こうした課題は、複合的に絡み合って、きわめて解決が困難な状況にあります。
 こうした困難な課題を解決することができるのは、8期生諸君のように、個性や発想力、行動力をもった若者であると思っています。
 8期生諸君は、在学中からたくさんの期待を寄せられてきました。そしてその期待にしっかりと応えてきました。期待されることには、それに応える責任が理不尽について回ることも、すでに経験して知っているのではないかと拝察します。皆さんには、この「期待されし者の負う責務」がずっとこれからもついて回り、むしろ、そのことをエネルギーにして、卒業後に進んで行くそれぞれの分野で活躍してくださると信じています。
 
 皆さんが1期生、2期生、あるいは都大附生から引き継ぎ、後輩に伝えていこうと考えた桜修館建学の精神は、必ずや皆さんの後輩に引き継がれていくことでしょう。そして、皆さんは、何年か後の後輩から、8期生はこんな学校生活を送り、今の桜修館をつくったと言われるに違いありません。
 桜修館は団体戦です。この団体戦は卒業後も続きます。皆さんがクラマチや記念祭、合唱コンクール、部活動等で仲間と力を合わせて達成した経験を、ぜひ卒業後も生かしていってください。そして、桜修館で6年間一緒に過ごした友人、仲間を一生大事にしていってください。こんな発想が生まれた、こんなことを始めた、こんなことをやろうと思っている、ということを桜修館の仲間で共有し、助けが必要なときには応援して盛り立て、桜修館8期生がこんな大発見をした、大発明をしたと言われるような、世の中の人々のために役に立つようなことを成し遂げてもらいたいと思います。
 
 まもなく桜咲く時期を迎えます。桜修館を卒業し、人生の次のステージに進む8期生の洋々たる前途を心より祝福いたします。結びに、保護者の皆様、6年間、本校の教育活動に御理解と御協力を賜り、本当にありがとうございました。心から御礼を申し上げ式辞といたします。



来賓祝辞


在校生の言葉


卒業生の言葉




式歌斉唱


校歌斉唱


卒業生退場








2019.3.11.
 
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